フライやてんぷらに使った後の油はどのように処理をするのが良いでしょうか。使い古した油をコップ1杯分下水に流すと、浄化するのに浴槽にして200杯分の水が必要といわれています。また下水管の中で冷えて固まりこびりついて、その後の水が流れにくくなり、悪臭やつまりを起こしてしまうので、決して流しにそのまま捨ててはいけません。
では、どのように処理をするのが適切なのでしょうか。
その方法はいくつかあるのですが、まず1つ目を紹介すると、市販の凝固剤を使う方法です。粉状の凝固剤をまだ熱い油に振り入れて置いておけば固まるので、それをビニールなどに入れても得るごみに捨てます。2つ目は牛乳パックを使う方法です。空の牛乳パックにキッチンペーパーや新聞紙など油を吸うような紙類を入れておくのがコツです。そこに料理後の冷ました油を流しいれ、口をガムテープでしっかりと留めて油がこぼれないようにしても得るごみに捨てます。
3つ目は牛乳パックではなくナイロン袋を使う方法で、同じようにナイロン袋の中に紙類を詰めておき、冷めた油を流しいれて口を縛って燃えるごみに捨てる方法です。4つ目は自治体が行う資源ごみの回収時に廃油の回収があればそれを活用する方法です。使い終わった油をキッチンウェアなどに入れておいて、回収日に持っていくと良いでしょう。
トッカキッチンというアプリがあり、そこはおなかをすかせたキャラクターに料理を作って食べさせるというおもしろい料理ゲームが展開されます。冷蔵庫の中から食材を選んで、好きな調理器具や調味料を使ってオリジナルな料理をキャラクターに食べさせるというものです。食べた後のキャラクターは「グー」と言ったり、いやそうな顔をしたりしながらどんな料理でも食べてくれます。トッカキッチンは無料で遊べるアプリですが、子どもも大人もクッキングシュミレーターとして楽しむことができます。その中にはあらかじめ油が入ったフライ用の鍋があるのですが、アプリの中で油を使っても捨てる必要がないので、何度でも食材を揚げてフライやてんぷらを作って遊ぶことができます。実際にはありえない料理を作ることができることもトッカキッチンならではの魅力です。
実際の料理では油をそのまま置いて何度も使うわけにはいきません。同じ油を使うのは2回から3回が限度で、その後は参加してしまうので捨てて新しい油に変えることが勧められます。そんな時には凝固剤を使ったり、牛乳パックやナイロンに入れるなど紹介した方法で処理をし、絶対にキッチンに流さないようにしましょう